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出口がオプソ芸人

19歳の夏、選挙に行く

 

今から投票しに行く。しに行くんだけど今回の選挙でなんで私がこんなに1票の大切さを知って初めてちゃんと真面目に投票に行こう!って実感したのかをメモしておきたい

 

現在19歳、私が選挙権を得てから確か選挙は今まで2回あった。1回目は行かなかった。なぜかって、国レベルの選挙だったのか地方レベルだったのかは思い出せないけど、たぶん「選挙があることは知ってたけど関心がないので当日すっかり忘れていた」から行かなかった。2回目は行った。県議の選挙だったけど、誰がいいとか分かんないから、家族が応援してる人に投票した。そして3回目が今回、7/21の参議院選挙。私は今回初めて自分で情報を見て、取捨選択し、この人にしよう、と強い意志を持って、今から投票所に行く

私は1日の大半をツイッター(kpopを追うフォロー500フォロワー100ぐらいのアカウント)を見て過ごすくらいのツイ廃なのだけど、フォローしてる人はもちろんkpopに興味があって、その話題を主にする人だから、タイムラインにはkpopのことしか流れてこない。でもなぜか、私のフォローしてる人の中には、kpopのことの他にも、セクハラとかmetoo運動とかジェンダーのこと、それから政治のことについても、積極的にいいねしたりリツイートしたり、自分の考えをツイートする人が多かった。私がこの記事で言いたい政治のことのみならず、ジェンダーのことについて考えるようになったのもこれがきっかけ。

私が今回の選挙について本気で考えるようになったのもツイッター始まりだった。今から約2週間前、いつもヘラ〜っとしたアホツイートもしつつ政治などの話についても真面目に考えて発信してるフォロワーがいいねしたツイートが流れてきた。ここでは特定の政党の話はなるべく避けたいと思っているからどこの誰の話とは言わないけど、ある党の党首が行った情報改ざんや並べられた嘘について斬り込んでいる記事。本当に何気なく目に留まったのでそのニュースを読んだ。衝撃だった。今までその党首について、良いイメージは持っていなかったけれど具体的にその人がしたこととか何も知らなかった私は本当に衝撃を受けた。え、この人こんなカスみたいなこと平然としてるのか、、って その党首が行ってることに対してもショックだったし、なんで私は今までこのことについて知らなかったんだろう?とも思った。そのことについてもっと知りたいと思ってツイッターの検索欄に関連するワードを入れてみたら、私と同じような意見もたくさん出てきたし、逆にその党首を支援するような意見もたくさん出てきた。SNS、特にツイッターは良くも悪くもいろんな情報や意見が溢れてるから、とりあえず偏ることなくいろんな意見やいろんな記事を見てみることにしようと思って、そこからツイッターで今回の選挙に関係するいろいろな問題について調べ始めた。まずここが、私が今の日本の現状はどんなものか、私はどの党と考えが近いのか、誰に投票するのか、といったことを初めてちゃんと考えるようになった始まりである。

5日間ぐらいツイッターで好きなアイドルのこと→政治→好きなアイドル→政治といったようにちょこちょこ調べていったら、だんだんと私がどの政党の意見に近いのか、この政党には絶対に投票しないようにしよう、といったことが分かってきた。今までただ流れてくる情報を受け取ったりさら〜っと流したりするだけだったけど、自分で情報を集めて選択していったら、選挙って案外そんなに難しいことじゃないのかな、と思った。それから、投票の仕方を理解した。恥ずかしながら「投票したい人の名前書いて箱に入れる」ことしか知らず、参院選の投票の仕方を何も知らなかったので、これもツイッターで分かりやすく解説してくれてる動画があったからそれで学んだ。それから他のサイトでも調べたらその動画が言ってることはちゃんと合っているようだったから、この前私と同じように「今回の選挙の仕組みがよくわからない」と言っていた友達にもその他の人にも届くようにまだかろうじて息をしているリア垢でリツイートした。

ここまでで、日本の現状、私と考えの近い政党、投票の仕方が分かったから、よ〜し投票行くで〜!って思ったんだけど、待って、私誰に票入れるの?肝心の、自分の住んでる選挙区に立候補している候補者を見ていなかった。Safariで調べたらローカル紙のサイトが名前を載せてくれていたので、その中から私と考えの近い政党から立候補している人の名前を確認して、でも本当にこの人でいいのかなと思ってツイッターの検索欄にその人の名前を入れた。その人のツイッターを見た。個人的に、サイトとかで公約を見るよりもツイッターで見る方が分かりやすく伝わってくる気がした(これが良いか悪いか分からないけど)。言ってること、街頭演説の様子、議席を獲得したら何をするか、ぴゃ〜って遡って見たけど疑問に思う点はなかった。この人に投票しようと思った。

あとは、全国区の比例代表に誰を入れるかを決めないといけなかった。は〜これがややこしい、全国区の比例代表について理解するのにちょっと時間がかかった、私が応援してる多国籍アイドルNCTの仕組みを理解するのと同じぐらい難しかった つまり立候補してる人なら全国どこでも誰を書いてもいいんですね?!あと政党の名前でもいいんですね?!そういうことですね?!(ここに来て不安)え〜じゃあ誰に入れようかな〜党に入れようかな〜と思っていた時に、これも数日前にツイッターに流れてきた、最近話題になっていた街頭演説が頭によぎった。学校やら地元の友達と繋がっている私のインスタにはその名前は一度も登場したことがないけど、オタ垢ではまあまあよく聞くようになった名前だ。どうやらその人は比例代表に立候補してるっぽい。ここまで言ったらだいたいどこの誰の話か分かりそうなのでぼや〜っとしたことしか言えないけど、ツイッターにその検索ワードを入れると、東京のオフィス街の広場でありえないぐらいの人が集まっている街頭演説の映像が出てきた。影響力にびっくりした。その人の言ってることを信じて投票するか信じないかはこれを見た人、街頭演説を聞いた人、情報を知った人次第だなと思った。しかし駅のホームからも演説を聞いてる人がいたから、この時代にもこんなに熱く盛り上がっているところがあるんだ、ってびっくりした

あと他の政党のことも調べて、色々考えて、そんなこんなで(ぼやぼやしてんな〜)比例で誰に/どこの党に投票するかも決めた。よし、あとは行くだけ!ツイッター、特に私のオタ垢、ありがとう!感謝するよ!..........ところで私のオタク以外の友達は選挙に行くのかな?ふとそんなことが気になった。

若い世代の投票率の低さは散々言われてるから分かってるけど、たしかに選挙ってめんどくさいよね!期日前投票があるとはいえ、友達とタピオカに並ぶ日曜日(決して皮肉ってるわけではなくて私も今タピオカが飲みたい)、だいたい投票って何持っていってどうやって行くかわかんないし、政治なんて難しいし、私の1票じゃ何も変わんねえ!そう思う気持ちはめちゃちゃちゃちゃちゃちゃくちゃ分かる。私もこの前までそう思ってた。でもそうじゃないんだなと今回初めて実感した。そして、選挙に行くのがめんどくさい、何も変わらないと思う私たち世代が悪いのではないんじゃないかな。18歳で選挙権をもらいました〜。ぽん。はいもらいました。えっ?権利もらっただけで何も情報くれねえ?!くれたと思ったらなんかめっちゃ難しいしインスタには政治のせの字もないし参院選の投票の仕組みは中学高校の頃にテストの点数取りたくて覚えただけだからすぐ忘れる?!私たちが1票入れたところで何かが変わった経験もないし実感もないし?!めんどくせえ!!ってそりゃなるでしょ... 私はたまたま、本当にたまたま最初はオタク目的のみだったアカウントにいた政治のことをわかりやすく教えてくれるフォロワーが考えるきっかけを与えてくれたり、同じように投票に行こうって呼びかけてる友達がツイッターにいたから、今こうして考えてるけど、最近私の友達もツイッターより圧倒的インスタ派が多いし、インスタ見てても周りの誰も政治のことなんか教えてくれないよね あと政治について語ったら意識高いみたいな風潮もある。でも決してそんなことないんだ...と19歳の私は言いたい 情報が流れてこない。だから選挙に行かない。選挙があることも知らない。そりゃあ当たり前だべ だからもっと私たち世代が各種SNSで選挙に行く大切さをアピールするのも、選挙に興味のない友達が一歩踏み出すきっかけになるんじゃないかなと思う。現にインスタのフィードやストーリーで若者向けに分かりやすく選挙について中立的な立場から教えてくれるフォロワー1.2万人ぐらいのアカウントもできてる あとは、政治や選挙について語ることはなにも意識高いことでもないし、「政治について語ってる私賢いでしょ♪」でもないし、かっこいいとかいう話でもないと思う(逆に政治について何も考えないのが意識低い、頭悪い、かっこ悪い、とかでもないと思う)。政治は私たちの暮らしになくてはないものだから。全国民に必要不可欠なものについて語るのはご飯について語るのと同じぐらいじゃないかな...?(おなかすいた...)だからもっと、ス◯タバの新作メニューと同じくらいのノリで政治について語れたらいいなあ ストーリーに「選挙に行こう!」「◯◯ちゃんと選挙行ってきた⭐️今から渋谷〜ちる〜(チルの意味を理解していない人)」とかあってもアリなんじゃないかなと思う...それくらい、今の私たちの世代にも政治について考えることがおかしくも変でも意識高くもなく、ごくごく普通のことになってほしい 自分たちの将来の話だもん インターンシップ行って資格取って就職について考えるのとそんなに変わらない気がする

だから私も昨日、選挙について教えてくれているアカウントの投稿を引用して、ストーリーに「#govote」って載せました。私が載せたから誰かが選挙行ったとか、そのアカウントを覗いて選挙について少しでも考えたとか、そこまでの効果はあったとは思っていないけど、友達が載せているのが地味に一番効果あるんじゃないかなと思っているので、何様だよとかではなく、私のストーリーを見てとりあえず「あ、選挙か」「選挙行ったほうがいいのかな〜」ぐらいに、頭の中に「選挙」というワードが出てたら嬉しいなっ

長々と下手な文を書いたけど、もちろん私もまだまだ未熟なので、これからもっと、自分の未来を形作るのに必要不可欠な政治について考えて参加していきたい。そして、政治について考えたり語ったりすることは、難しいことでもなく、意識高いことでもなく、みんなで考えてシェアしたら楽しいことなんだよ!ということを友達にとりあえず知ってもらえたら嬉しいな。よし、ご飯食べて選挙行ってくる